中小企業診断士の勉強を進めていて、最近ふと不安になる瞬間があります。
それは、過去問を解いているときのこと。 正解の選択肢は選べた。でも、解説を読んだ時に「間違っている他の選択肢(ダミー選択肢)が、なぜ間違っているのか」を論理的に説明できない…。
「これ、まぐれ当たりじゃないか?」 「すべての選択肢について、◯か×かの理由を完璧に説明できる状態じゃないと、本番で通用しないのでは?」
そんな不安に襲われ、解説を読み込んで時間を浪費してしまう。 今回は、そんな自分への自戒も込めて、「完璧主義の罠」と「記憶の解像度」について整理してみたいと思います。
結論:全部説明できなくていい(と言い聞かせる)
勉強していて気づいたのですが、おそらく合格レベルの人でも、すべての選択肢について完璧に理由を説明できるわけではない気がします。
もし全員がそのレベルなら、合格ラインはもっと高くなっているはず。 しかし、この試験の合格基準は「60点」。つまり、「4割は間違えてもいい(わからなくてもいい)」試験なんですよね。
「全部理解しなきゃ」と自分を追い込むより、「合格者の頭の中も、実は結構『ふぁ〜ん』としているんじゃないか?」 と仮定してみることにしました。
「ふぁ〜ん」とした記憶で戦える理由
ここで言う「ふぁ〜ん」とした記憶とは、単に曖昧ということではなく、「見たらわかる」という状態です。
記述式(2次試験)なら正確な暗記が必要ですが、今戦っている1次試験はマークシート。 「ゼロから思い出す(再生)」能力ではなく、「選択肢を見て判断する(再認)」能力さえあれば得点はできるはずです。
- × 完璧な暗記(再生): 「マズローの欲求5段階説を全部空欄に書き込め」→ 多分書けない。
- ○ マークシート脳(再認): 「選択肢に『自己実現』って言葉ある? あ、これこれ!見たことある!」
この「言えないけど、見たらわかる」レベルでいい。 「顔はわかるけど名前が出てこない友人」でも、名簿を見たら「あ、この人!」とわかる。あの感覚でいいんだと、自分に言い聞かせています。
優先すべきは「違和感」を育てること
7科目という膨大な範囲。すべての問題の「×の理由」を突き詰める時間は、どう考えても足りません。
そこで、これからの直前期は以下のように割り切ることにしました。
- A・Bランク(基本問題): ここだけは、なぜ違うのかを言えるようにする。
- C・Dランク(難問・奇問): 「へー、これが正解なんだ」で流す。深入りしない。
細かい知識を詰め込むことよりも、「なんとなくこの言い回しは変だぞ?」「この理論でこの結論は違和感がある」という「相場観」を養うことの方が、得点力に直結する気がしています。
まとめ:霧は直前に晴れる(と信じる)
今、頭の中が「ふぁ〜ん」としているのは、脳が必要な情報のインデックス(見出し)を作っている最中だからだと信じたいです。
完璧を目指して立ち止まるより、「今はこれでいいや」と割り切って、先に進む勇気が、おじさん受験生の短期合格への鍵かもしれません。
とりあえず1次試験に受からないとスタートラインにもたてない。
1次試験に受かってしまえば他のルートもあります。
不安はありますが、「ふぁ〜ん」とした記憶を信じて、まずは過去問の回転数を上げていこうと思います!


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